がっと・ざ・らいふ

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システムエンジニアの話とか仕事の話とか愚痴とか雑記

システムエンジニアのススメ

システムエンジニアはいいぞ

こんばんわ。けもらーです。暖かいと思ったら風がヤバかったり意味わからん季節ですね。でも春は嫌いじゃないです。出会いと別れがあるから…… そんな僕がシステムエンジニアに転職したのも3月でした。今日は如何にして僕がシステムエンジニアになったかとやたら転職したい勢にシステムエンジニアを進める理由を話したいと思います。

システムエンジニアのお仕事

今の世の中はIT技術が多く使われています。IT、つまり情報通信技術です。 IT技術って言っちゃうと重複表現になっちゃうんだけど、そう言った方が伝わるのでそう使ってしまいます……

基本的に世の中からITがなくなるのは考えにくいです。2人に1人がスマートフォンを持っていてPC、タブレットの普及率も非常に高く、既にここまで生活に密着したものになっているのでどこかで無くなる事はあり得ないと思います。 どこかでガラっと変わる可能性は大いにありますけどね。スマートフォンが台頭した時みたいに。

そのITに使われているシステムを作るのがシステムエンジニア、SEですね。細かく分類すると非常に多岐にわたるので、システム開発に伴う業種を全てシステムエンジニアというくくりで話します。たまにプログラマーシステムエンジニアを分けたりしてる記事を見ますが、基本的に一緒と考えてくれていいです。この区分け、今じゃああんまり正しくない気もしますし……

如何にしてシステムエンジニアとして働くようになったか

元々PCとか機械弄りに興味があったので、その道に進みたいと思っていたんですよね。 まぁ経歴はどこかで詳しく話すとして、ざっくり下記の流れです。

  1. プログラミングがやりたくて派遣会社に契約社員として入社
  2. ほぼプログラミングが出来ないので転職して中小IT企業へ転職
  3. もっとお金が欲しいし色んな案件に携わりたいので再度別の中小IT企業へ転職 ←今ここ!

システム開発とか言いながらプログラミング出来てへんやんけ! という突っ込みは置いといてこんな感じです。

基本的には未経験~派遣~中小IT、と言った流れですね。 今はちょろちょろプログラミング出来ているのでそこは満足しています。

次はシステムエンジニア、というかIT業界についてのメリット、デメリットをお話したいと思います。

メリット

1.未経験からでも飛び込める業界である

はっきり言ってこれが一番デカいと思います。今は売り手市場であり、どこも未経験可で若手採用しまくっているイメージです。大手はともかくとして、中小であれば20代なら選択肢は非常に多いのではないでしょうか。

2.実力主義である(または学歴に関係がない)

僕は就職活動をしたことがないので良くわかっていませんが、特に仕事をしている際に学歴で弾かれるような事はなかったです。主に何をしてきて、何が出来るか?を見られますので、そこでマッチすれば大きな案件や大きな会社のプロジェクトにも参画出来ました。

また、専門卒、高卒でも年収1000万以上を達成している人を見ています。 会社によるかもしれませんが、高卒で入社してそこまで行ける業種、というのを他に知らないので高収入を狙いたい人は良いのではないでしょうか。 当然、実力や運、努力や覚悟も必要ですし、1000万以上の人は個人事業主フリーランス)か自身の会社の社長だったりしていたので、会社員とはちょっと違うかもしれません。

ちなみに僕は最終学歴が工業高校卒ですので、環境としてはとてもありがたいです。

3.転職に寛大な業界である

同じ会社には最低3年は勤める、みたいなルールを良く聞きますが、2年とか1年でさっくり次に転職した人も良くみますし、転職2~3回くらいならまぁまぁ許されるような空気があります。 一度も転職した事がない人もいる中で、こういった風習の業界は珍しいんじゃないかなぁと思います。第二新卒という言葉もあるくらいですし。 転職にもメリットデメリットありますが、まぁ選べる選択肢があるのは良い事だと思いますので、メリットに上げました。 僕自身、4回程転職して今のところにいますしね。

4.自分で勉強出来る、自分自身が資産になる

要は製品や物に縛られずに動ける、という意味です。 いや具体的にはお金がかかったり製品を購入しなくちゃいけないのですが、それでもPCとOffice製品、ライセンスくらいなのでまぁプライベートでも使えるでしょ、という意味でメリットとしてあげました。 というかある程度ちゃんと動くPCがあるなら後は元手0円でもプログラミングする環境までは作れます。OSもLinuxCentOS)入れてEclipse入れてインターネットつながれば大抵の事は出来るんじゃないかなぁ……

また、経験や知識がそのまま別のプロジェクトにも活かせるので、自分自身の価値があまり変わらないです。これを使わないとどうしても出来ない!という状況は少なかったように思えます。 まぁそれもプロジェクトや案件によりますが……応用出来る幅が大きいという感じですね。

次からはデメリットについてお話したいと思います。

デメリット

1.案件やプロジェクトで待遇が非常に異なる

残業〇時間以内!といった求人を良くみますが、結局のところ案件やプロジェクト次第なので必ずそれが守られる保証はないです。 僕の前職も残業20時間以内を謳っていましたが、入社三か月目くらいで60時間突破しました。あれれ~?おかしいぞ~?

これはSES形態であるための弊害かもしれませんし、今は残業0時間を謳って実施している会社もありますので、自社開発だとそうではないかもしれませんね。但し、少なくとも僕はそうだったのでデメリットとしてあげました。

僕は残業0~10時間の案件も100時間以上残業した案件も携わりましたが、その時に所属していたのは同じ会社です。ですので、やっぱり案件によると思います。

2.自身が欲しい経験が出来ない可能性がある

せっかくのIT業界なのにやっていることはExcelに画面のスクリーンショットを延々と貼るだけ……とかひたすらテストをしてプログラミングや設計は出来ない……といった状況も多々あります。平成も終わるというのに何しているんでしょうね……ITとは……

といった形で自分自身がしたい、又は資産になる経験が出来ない可能性もあります。

プログラミング経験をやたら欲しがるくせに実際の開発はオフショアなので現場では一切プログラミングしない、というとこもあります。僕はそれが嫌で転職したんですが……後はプログラミング経験一切ない上長の下で働いたりとかね……そんなんでIT業界名乗るとか頭おかしいのでは?という状況が発生します。しました。今もしています。

3.長時間労働が常態化している

とりあえず残業20時間以上は全て長時間労働だとして話を進めます。 基本的に残業が多いところの方が多いと思います。

長くこの業界にいるので毒されているかもしれませんが、月30~40時間の残業ならまだ少ない方みたいな風潮があります。基本的に残業が1分でも発生する時点で仕事としておかしいのですが、残業して出来るなら出来るまで残ってやれや、という進め方をずっと続けた結果こうなったんでしょうね。人材のアンマッチかそもそもプロジェクトとして破綻しているのか、もしくはその両方だと思いますが、結局力業でどうにかしてどうにかなったのでそれ以外の方法がないのかもしれません……

僕もそれに対する答えは持っていないので、基本的には如何にして逃げるかを考えます。逃げましょう。逃げるは恥だが役に立つ

4.年齢に対してシビア

SEは35歳定年説、というのがありますが、年齢が上になればなるほど求められるものが大きくなります。まぁ当然だと思いますがね…… ですがその技術を持っていたとしても年齢でNGになるケースを良く聞きます。 無茶をさせる前提なのか、平気で35歳以下でないと無理みたいな事を言ってくる企業なども良くみます。いやそれを言ってくるあなたはどう見ても40代以上じゃないですか。

僕は今31歳ですが、35歳以上になったらどうなるか期待と不安でいっぱいですね。 まぁそれなりのものを積んでいれば大丈夫だと思っていますが……

ここまで書いて思ったんですが、このデメリットって別にIT業界に限った話ではないですかね?年齢で弾かれるケースはどこにでもある気がしてきました……世知辛いですね……

5.個人のセンスに左右される機会が多い

センスというか、考え方というか、どうしても出来る人と出来ない人がいます。向き不向きがあります。でも本当に出来ない人、向いてない人はいて、どうしようもない場合があります。めちゃくちゃ努力したら違うのかもしれませんが……

最初は僕も教え方が悪いとか、コミュニケーションが足りないとか、案件が悪いと思っていたのですが、どうやらそうじゃなくて出来ない人は出来ないです。なぜか出来ない人が上に立ってプロジェクトを進めてたりすると、ほぼ炎上します。これは本当にわからないです……でもよく見るんですよ……何でその人アサインしたの……

これについての解決策は分かりません。やっぱり逃げるしかないんでしょうね。自分はなんだかんだ4年程続けられているので、まぁ向いてないわけではないのでしょう。

それでもシステムエンジニアを勧めたい

ここまで読んで頂けたら分かると思いますが、デメリットはデメリット同士で繋がっており、全て連鎖的に発生する場合が多いです。クソオブクソですね。 でも現実です。これが現実。

という事はそのデメリットをどうにかして避ければ後はメリットを享受するだけとなり最高な毎日が待っているのでは?と考えた僕は転職して案件ガチャを引きまくろうと考えました。

結局のところ自分がどこまで許容出来るのか、に寄ると思いますが、僕は究極的に仕事はお金を稼げれば良いと考えているので、その場合デメリットよりメリットの方が大きいので如何にしてメリットだけを享受するかを考えております。

学歴関係なく、未経験からでも参画でき、自身が勉強して結果を出せば、高収入、好待遇の仕事を選べるチャンスがある、というのはとてつもなく大きいです。IT業界以外にそういったところがあるなら是非教えて頂きたいです。聞いた事はないですが……

また、技術職ですが国家資格がいらない(無くてもどうにかなる)というのも大きいですね。医療関連や不動産関連などは資格が必ず必要かと思っていますので、その点は大分ハードルが低いと思います。それも良い事ばかりではないですが……僕や未経験者にとっては良い事なので良い事にしましょう。

でも勉強はしようね

勉強、と言っても机に齧りついてどうこうする、というわけでなく、仕事以外の時間に専門知識の本を読んだり、新しい技術について調べたり、実際ちょろっとやってみたりとかそんな感じでも良いと思います。 僕もちょくちょく本を買って読んでます。体感としてめちゃくちゃ役に立った事はないですが、たまにあ~あれどういう考え方すればいいんだっけ?みたいな時に読み返したりするのでプラスにはなっていると思います。

でないと本当に35歳以上になってから仕事がない、という状況は充分あり得ますので……学がないのでそういった努力はどうにかし続けていきたいなぁと思っています。

逆にちょっとでも勉強し続けていたら勉強しない人よりちょっぴり上に行けるので、やっぱり勉強は大事ですね。はい、勉強します……

向いてる人には非常にいい仕事だと思います

システムエンジニアに向いている人は文系理系関係なく一定数いて、別に天才、秀才でなくても頑張ればある程度までは誰でもいけると思いますので、やっぱりその点は良い仕事だと思います。絶対需要がなくなる事もないですし。

AIが仕事をなくす~みたいなことも良く聞きますが、世の中は常に便利になっていくので、AIでなくなるのならそれまでだったという事でしょう。未だに履歴書を手書きで、とかPCを触った事ないような人が言っている気がしてなりません。時代は変わるので、常に同じ仕事が同じようにあるとは考えにくいです。

終わりに

そんなわけでシステムエンジニアのススメとして書きました。実際のSEさんからは突っ込みどころ満載かもしれませんが……お兄さん許して!

僕は多分一生、ないし当分はこの仕事を続けるので、それなりに愛着もあります。やっぱり自分の仕事を好きでいたいし、お金を貰う以上しっかりやりたいですからね。 頑張って良いエンジニアとして、良い仕事をしたいです。それでは、よろしくお願い致します。

BGM: System Of A Down / Fuck The System

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